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教員・ゼミ紹介

成 元哲

専攻分野 社会学
研究室 9号館4階
メールアドレス sungwonc@sass.chukyo-u.ac.jp
学歴 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学
所属学会・団体 環境社会学会、日本社会学会、地域社会学会、日本リスク研究学会など
著書の紹介
  • 成元哲.現代社会の転回の潜勢力を探る「方法としての水俣病運動」.丸山定巳ほか編.『水俣の経験と記憶―問いかける水俣病』熊本出版文化会館・創流出版、2004年
  • 成元哲.汚染地域における民衆疫学の可能性.『水俣病研究』第3号、弦書房、2004年
  • 成元哲.下からの民主主義の再発見と住民投票という運動戦略―新潟県巻原発をめぐる住民投票運動を事例に.『中京大学社会学部紀要』第17号、2003年
  • 成元哲.エコロジー.社会変動、小林修一編.『社会福祉選書 社会学』.建帛社、2003年
  • 大畑裕嗣、成元哲、道場親信、樋口直人編.『社会運動の社会学』有斐閣、2004年
  • 成元哲.初期水俣病運動における「直接性/個別性」の思想、片桐新自、丹辺宣彦編.『現代社会学における歴史と批判<下>―近代資本制と主体性』東信堂、2003年
  • 樋口直人、成元哲ほか.現代日本における環境リスクの動態,1975~1995― 「有害化学物質」をめぐるリスク認知とコミュニケーションの変遷.『中京大学社会学部紀要』第17号、2003年
  • 成元哲.モラル・プロテストとしての環境運動―ダイオキシン問題に係わるある農家の自己アイデンティティ、長谷川公一編.『講座環境社会学第4巻 環境運動と政策のダイナミズム』有斐閣、2001年

PROFILE

フィールドで出会う人々(特にお爺ちゃん、お婆ちゃん)、食べ物(お蕎麦や魚料理など)、飲み物(お茶、酒、焼酎など)が大好きな、「研究室引きこもり」である。90年代はじめに、ソウルから、なぜか、東京に来て、それ以来、住み続けている。少なくとも庶民感覚ではテレビドラマなどの影響もあって、日本国内でも今やソウルは身近に感じられるようだが、そんな世の中の変化を横目にしながら、白髪が増え続ける自画像に気づく。

HOBBY

取りたてて趣味といえるものはないが、現地調査などのときに、温泉などに浸かるのが至高の喜びである。

こんな科目を担当しています。

●現代社会論 
●環境の社会学
●NGO・NPO・ボランティア論

演習科目以外に現在担当している講義科目は、現代社会論、環境の社会学、NGO・NPO・ボランティアである。現代社会論では、これまで原発建設をめぐる現地調査記録をもとに、リスク社会論を論じ、水俣病を事例に、近代の問題や「汚辱に塗れた人々の生」(フーコー)、「承認をめぐる闘争としての水俣病運動」(へゲルやホネット)等を紹介している。環境の社会学では、環境変化(異変)と人間の健康及び生態系の撹乱との関係を、社会学的・公衆衛生学的に紹介し、自らが住んでいる地域に環境汚染による自然生態系の変化と健康異常があったら、自分ならどのように取り組むかを考えてもらうようにしている。NGO・NPO・ボランティアでは、共編著の『社会運動の社会学』(2004年、有斐閣)というテキストに基づいて近年盛んになっている市民活動を、さまざまな事例を通じて紹介している。

こんなことを研究しています。

●環境問題・運動を切り口に「近代」、「現代」という言われる社会の営みを考える

原子力発電所、ダイオキシン問題、廃棄物問題、水俣病など科学技術、環境問題に関する現地調査を行い、それらを社会学的・社会哲学的な課題化をすすめている。水俣病に関する仕事(水俣病事件史と長期的な生活障害に関する疫学的研究)が、目下の研究の中心となっている。水俣病を、環境リスク論、人為起源の環境災害論として読み直す作業をすすめながら、ゼミ生と一緒に近隣のゴミ処分場、清掃工場や万博予定地などを見学することもしている。

こんなゼミをしています。

講義課目でも個人発表を取り入れてみたり、ゼミでは現地見学等を実施したりしている。

教員にききました。

社会学の面白さとは?

社会学は、微細なところ、一見無用な出来事や無名性の領域に、これまでとは異なったまなざしを向け、それらを生き返らせる作業である。その意味では、「焼いた魚を泳がす方法」といっても良いかも知れない。こういった暇人の微細で、一見無用のようにみえるところへ上でかけがえのないスパイスであり、それが社会学の面白さだと考えている。

現代社会学部ってどんなとこ?

中京大学現代社会学部は、社会学、社会心理学、文化人類学、社会福祉学などさまざまな学問領域が渾然と「同居」しているようにみえる。しかし、実はそれらが、共に響き、「交響」しているところに、この学部の力強さがあると考える。学生は、こうした恵まれた環境を生かして、自分のやりたいことを、愚直に、そして貪欲にやるだけだ。

社会学との出会いは?

出会いといわれると、難しいが、社会学に出会ったのは、学部の1年生からだが、実際、社会学が目に見える形で体験できたのは、学部3年生頃の現地での社会調査のときであったと思う。

最後に一言!

高校生のみなさんへ

キャンパスライフの最大の楽しみは、自分一人で考えるのではなく、教員や同世代の皆さんと一緒になって、自分と周りの社会との関係を見つめ直し、社会の具体的な現場で体験し、そして自分と周りの社会との関係を見つめ直し、社会の具体的な現場で体験し、そして自分たちの望む未来を創造する、そういった機会を得ることができるという点にあると思います。中京大学現代社会学部には、まさにこういった機会に恵まれていると思います。

在学生のみなさんへ

大学の講義に安住したりアルバイトに埋没したりするだけでなく、国内外のさまざまな現場を、身をもって体験する機会を増やしてみてください。そして、普段の生活において、何を大切にしたいのかをより自覚的に生活するように心掛けましょう。