コミュニティ学専攻

履修の流れ

  • 1年次

    コミュニティ学の基礎を社会学と心理学の両面から学ぶ。社会調査を通じて現代社会の「つながり」を解明するために、社会調査についての基礎的知識と基本的な手法について学ぶ。

  • 2年次

    現代コミュニティの課題を社会学、心理学から学ぶ。さまざまなコミュニティへの接近、参加によってフィールドとフィールドワークを具体的に体験する。その体験を通じて現実のコミュニティの課題を理解する。

  • 3年次

    学んだ社会調査の知識と体験をもとに実際の社会調査等のフィールドを設定し、実践する。このフィールドワークを通して現代コミュニティへ貢献できる知識と高度なコミュニケーション力を身につける。

  • 4年次

    1年次~3年次で学んだ知識と多彩な体験を活かして更に深い学びを行いながら研究のまとめを行い卒業論文等を仕上げる。

フィールド実践

私達は、地域や家族の一員としてのつながり、趣味やインターネットを通じたつながりなど多様なつながりによって生活と人生を作り上げています。そのようなつながりのまとまりをコミュニティとして捉え、このコミュニティというフィールド(現場)に入り込みます。フィールド経験によって、リアルなコミュニティの現代的課題を自ら考え、科学的に捉えることを学びます。同時にその解決に向けた実践力も育成します。

プロジェクトを基本とした学び

さまざまな活動を展開するボランティアグループとの交流や、自治体と連携したまちづくりや大規模な社会調査活動などにも参画し、共感力と創造への意欲を持つコミュニティ・デザイナーを目指します。その過程で、コミュニケーション能力や協調性、分析力、プレゼンテーション能力など、実社会で役に立つ力を身につけていきます。

具体的なテーマ
少子化/子ども食堂/障がい児支援/高齢者自立支援/ドラゴンズファンの調査/地域コミュニティづくり など

社会学と心理学の
デュアルアプローチ

社会全体を捉える「社会学」と個々人の心の動きを捉える「心理学」の両方を学び、2つのアプローチからこの社会の全体像に迫ります。2つの学問分野の講義・演習・実習により、知識の修得、情報分析力、企画力、プレゼンテーションカなど、さまざまな進路に対応できる力を身につけます。

多様な調査方法を駆使

「社会調査士」資格のすべてに対応した実習や演習により、情報の収集・分析力、企画力、プレゼンテーション力など、さまざまな進路に対応できる力を身につけます。社会に出てからも役立つ、インタビュー調査、参与観察、アンケート調査、データ分析など多様な調査方法を習得します。

卒業研究テーマ例

  • ●外国人観光客に対する観光地の取り組み一東海圏における観光地の比較から
  • ●マイナースポーツの運営と地域との関わりー大垣市水球クラブから考える
  • ●子ども食堂の地域的偏在を規定する要因ー困窮度、都市度、ネットワークの比較から
  • ●参加者の評価とボランティアスタッフの思いから再考する子ども食堂の機能
  • ●高齢者との接触と子供の共感性発達ー都市のとクチュを中心とするマクロ変数の分析
  • ●恋愛における嫉妬が批判的思考に与える影響ー自尊感情の媒介仮説の検証
  • ●SNSの利用と観光地の活性化ー犬山の観光を事例に
  • ●ダイエット願望の心理
  • ●少子高齢化と今後の日本の在り方について
  • ●現代社会と孤独死・孤立死
  • ●ディズニーランド化する社会とテクノロジー
  • ●丸亀商店街の地域再生

研究紹介

中原純 准教授
専攻分野/高齢者心理学、社会心理学

高齢者の幸せを、人間関係の
豊かさから解き明かす。

一般に、「人間関係が豊かな高齢者(友人が多い、親しい友人との関係が良好など)は、幸せである」と思われがちですが、本当にそうでしょうか。もし、それが正しいとして、人間関係が豊かになれば、全ての高齢者は幸せになるのでしょうか。ことはそう単純ではありません。例えば、生活が自立した一人暮らしの方が、人とあまり接することなく、自由に日常を送っている場合、人間関係が豊かでなくても幸せそうにみえることもあるでしょう。このような人間関係と幸福感の複雑な関係性を、社会心理学の観点から研究し、さまざまなコミュニティにおける人との“つながり”の最適解を模索しています。

※2022年5月取材内容です。

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